0490 『世界一のアントレプレナーシップ』

『世界一のアントレプレナーシップ』(山川恭弘著/講談社)

日々の仕事で、起業したい人向けの支援を行う機会が増えてきました。

自分のアンテナが「起業」に向き始めたときに、書店で目に飛び込んできた本です。

著者の山川さんは、米国バブソン大学でアントレプレナーシップ(「起業道」)を教えています。

本書では起業をする上で大事な考え方が多く出てきます。

各章のタイトルを見るとわかります:

  • 夢を描く
  • 行動する
  • 失敗する
  • 囚われない
  • 自らを律する
  • 幸せを掴みとる

最初に「ビジョン」の大切さが説かれます。

ビジョンの大切さはよく聞きますが、事業を続けていくと忘れてしまう社長も多い。

ましてや、事業をスタートさせる段階では、より「ビジョン」を持つことが求められる。

「何のために自分は起業するのか、それを自覚すること、夢を、ビジョンを思い描くこと、それこそがこの時代を自分らしく生き抜く第一歩です。」(p.59)

次に「行動する」ことの大切さがきます。

ああだこうだ言わず、まずは行動すること。

「できるだけローリスクで、小さなことから始める(中略)小さなことをショートタイムで、どんどん進めていくのです。それでも、大きな夢を見つめながら。大きな目標に対して、そこに至る過程を小さく分解し、一つずつ積み重ねていく。」(p.79)

本書の最初から最後まであらゆるところに、「一歩、踏み出せ」という言葉が出てきます。

それくらい行動することが大事であるということです。

誰しも今の状態が一番心地良い。

そこから飛び出すときには恐怖感が湧いてくる。

でも、そこで一歩踏み出せば、必ず成長につながる。

「気づき」の大切さも書かれています。

次の文章が心に響きました。

「スキルよりも私が重視しているのは、「気づき」です。世の中にたくさんある「痛み」に気づき、解決したいと思う心です。技術は教えれば、得手不得手はあっても、大抵の人は身につけることができます。しかし、「気づくこと」は誰でもできるように見えて、なかなかその「視座」を得ることは難しい」(p.241)

視座とは物事を見つめる視点です。

そして、視座に関してこう説きます。

「世界なんて、自分の視座が違えば、まったく違って見える。逆に言えば、世界を変えたいのであれば、自分の視座を変えればよい。」(p.245)

本書を読んでいると「行動」したくなります。

いてもたってもいられないくらいに。

「気づき」を大事にしたくなります。

「視座」も意識していきたくなる。

モチベーションも上がり、良い学びとなりました。

経営経験やコーチングの実践を通じて、深い対話により経営の選択肢を広げ、納得感のある意思決定をご支援しています。また、組織やチームの関係性を育む支援に取り組んでいます。3Cサポーター/中小企業診断士
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