0095 『約束の地 大統領回顧録 I』(上・下)

『約束の地 大統領回顧録 I』(上・下)(バラク・オバマ著/集英社)

この本が日本で出版されたのが2021年2月でした。

出版されたと同時に2冊(上・下巻)を購入し読み始めました。

コロナ禍の中、仕事でも心労が絶えなかった時期、この本を読みながらオバマ元大統領から元気をもらう日々を過ごしました。

下巻の途中まで読んだのですが、気がついたら読まない時期が1年近く経っていました。

今年に入り、下巻の続きから少しずつ読み進め読み、やっと読み終わりました。

下巻の最後の方で、イスラエルの話が出てくるのですが、数週間前に『イスラエル 人類史上最もやっかいな問題』を読んでいたため情景をイメージしやすかったです。

オバマさんが米国大統領に就任した2009年。アフリカ系アメリカ人では初となる米国大統領就任に興奮と新しい時代の幕開けを感じ、就任式をテレビで食い入るように見ていたことを思い出します。

オバマさんがどういう政治をしたかに関してあまり知識はなかったのですが、スピーチの仕方、凛とした雰囲気、知的さなど、惹かれるものがありました。

そのオバマさんの大統領1期目時代の回顧録です。

米国の大統領としてオバマさんがどういうことを考え、どういう課題に直面し、どんな重圧を感じながら日々過ごしてきたかが伝わってきます。

大統領として、政治家として、弁護士として、夫として、娘の父親として、一人の個人として、いろいろなエピソードが盛り込まれています。当たり前ですが、一人の人間なんだなと強く感じました。

リーダーとしてどういう思いで重責を担ってきたのか、その一端に触れられてとても素晴らしい読書体験でした。また、オバマさんの仕事に対する姿勢が伝わってくるたびに、何度も勇気づけられました。

やはり、リーダーには一定の倫理観と我慢強さが必要。

この本は「大統領回顧録 I」となっており、2巻目も出る予定となっています。2年以上経っていますがまだ米国でも出版されていないのですが、早く続きが読みたいです。

続編が出る前に、もう一度この本を読み返してみたいと思っています。

35歳のときに40年以上続く会社を後継者として 事業承継を行い、6年間代表として経営に携わりました。代表を退任後は、中小企業の事業承継を支援しています。中小企業診断士/ビジネスコーチ
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