0012 立つ鳥跡を濁しがち

「立つ鳥跡を濁さず」という言葉があります。

「立ち去るときは、跡を見苦しくないよう始末すべきである。また、引き際はいさぎよくあるべきである」という意味です。

いくつか組織を渡り歩いて来ましたが、きれいに飛び立てる人は本当に少ないです。

組織を離れることが決まると、どうでもよくなるのでしょうか。特に、窮地に追い込まれたとき、自分自身に危機がせまったときは、組織のことを考えている余裕がなくなるようです。

かくいう私も、何度も濁してきました。

濁さないようにと心に決めていても、結果として濁してしまったケースもあります。

それくらい難しいものですね。

私の知人で、組織を会社都合で離れることが決まった人がいました。会社都合なので、投げやりになったり、引き継ぎをしなかったり、休みがちになったりしても誰も文句は言えません。でも、この方は、一切そういう素振りを見せませんでした。不平不満を言うこともなく、最後まできっちり引き継ぎをしていきました。

窮地に追い込まれるとその人の力量がわかります。

この方は、肝が据わった素晴らしい器の持ち主でした。

近くの浅川の土手を散歩していると、綺麗な水鳥を何羽か見かけます。

冬から春にかけてまだ緑が少ない中、真っ白の水鳥が水面の上に立つ姿は美しさそのものです。

立つ鳥跡を濁さず

これをできる人は美しい。

真っ白な水鳥を見るたびに思います。

(どこにいるでしょう?)
経営経験やコーチングの実践を通じて、深い対話により経営の選択肢を広げ、納得感のある意思決定をご支援しています。また、組織やチームの関係性を育む支援に取り組んでいます。3Cサポーター/中小企業診断士
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