0011 大きい器、小さい器

人を器で例えることがあります。

「あの人は器が大きい」

「あの人は小さい器だな」

器の大きい人と接していると気持ちがいいですよね。こういう人に自分もなりたいと、その人の言動を参考にしたり、真似たりしたくなります。

器が大きいと信じていた人でも、実際には大したことがないということもあります。信じていた側としては、とても残念なことです。

窮地に追い込まれたとき、その人の器がどの程度かわかります。

平時は器が大きく見えていても、問題が起きると自分のことを棚に上げ他人を批判する人。

いますよね。

卑劣な行為
ハシゴを外す行為
自己保身

そういうのを見ると、本当に悲しいものです。

もし自分がされる側になったら?

そういうときは、「自分はどう振る舞うか」に意識を向ける方がいいです。

その人は、他人を批判することで自分の器の小ささを表現しているわけで、たとえ自分がそれでイヤな思いをしても、同じ土俵にいる必要はありません。

そのときに「自分はどう振る舞うか」の方が数倍大切なことだと思います。

相手にしない
言い返さない
自分の非は素直に認める
前を向く

でも、本当に大事なものを攻撃してきたら、そのときは流してはいけないとは思います。

数年後に振り返ったとき、自分の言動に誇りを持てるか。

こういう言葉が浮かびました。

「大器晩成」

いい言葉です。

まったく大成していないので、この言葉に救われます(笑)。

器を大きくするのにも、途方もないくらい長い時間がかかるのでしょう。

ゆっくりゆっくり時間をかけ、いろいろな経験を通して、少しでも良い器に出来たら幸せな人生なんだろうなと思います。

35歳のときに40年以上続く会社を後継者として 事業承継を行い、6年間代表として経営に携わりました。代表を退任後は、中小企業の事業承継を支援しています。中小企業診断士/ビジネスコーチ
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