人を器で例えることがあります。
「あの人は器が大きい」
「あの人は小さい器だな」
器の大きい人と接していると気持ちがいいですよね。こういう人に自分もなりたいと、その人の言動を参考にしたり、真似たりしたくなります。
器が大きいと信じていた人でも、実際には大したことがないということもあります。信じていた側としては、とても残念なことです。
窮地に追い込まれたとき、その人の器がどの程度かわかります。
平時は器が大きく見えていても、問題が起きると自分のことを棚に上げ他人を批判する人。
いますよね。
卑劣な行為
ハシゴを外す行為
自己保身
そういうのを見ると、本当に悲しいものです。
もし自分がされる側になったら?
そういうときは、「自分はどう振る舞うか」に意識を向ける方がいいです。
その人は、他人を批判することで自分の器の小ささを表現しているわけで、たとえ自分がそれでイヤな思いをしても、同じ土俵にいる必要はありません。
そのときに「自分はどう振る舞うか」の方が数倍大切なことだと思います。
相手にしない
言い返さない
自分の非は素直に認める
前を向く
でも、本当に大事なものを攻撃してきたら、そのときは流してはいけないとは思います。
数年後に振り返ったとき、自分の言動に誇りを持てるか。
こういう言葉が浮かびました。
「大器晩成」
いい言葉です。
まったく大成していないので、この言葉に救われます(笑)。
器を大きくするのにも、途方もないくらい長い時間がかかるのでしょう。
ゆっくりゆっくり時間をかけ、いろいろな経験を通して、少しでも良い器に出来たら幸せな人生なんだろうなと思います。