我が故郷、八王子市が2年連続で「ごみの少ない自治体」全国1位になりました。
市民1人当たりの1日のごみ排出量は726.8グラムで、2位の松山市より27.2グラム少なかったようです(タウンニュース八王子版4月18日号)。
リサイクル率は3年連続で全国2位となりました。
こういうニュースは嬉しいですね。
八王子はごみの分別が結構厳しいのですが、このような習慣があることが結果にもつながっているのでしょうね。
八王子では「循環型都市八王子プラン」が改定されました。
「ごみ処理基本計画」及び「清掃施設整備計画」となっており、今年度から10年間を計画期間としています。
市のホームページに掲載されている「循環型都市八王子プラン」にざっと目を通してみました。
「大量生産・大量消費・大量廃棄」型の経済社会から、サーキュラーエコノミーである「循環型社会」へ移行することを目指しています。
重点プロジェクトとして3点挙げられています。
重点プロジェクト1 食品ロスの削減
重点プロジェクト2 プラスチック資源循環の推進
重点プロジェクト3 ゼロカーボンシティに向けた取組
その上で、基本方針が3つ示されています。
基本方針1 循環型都市八王子に向けた共創による取組の推進
基本方針2 3Rとサーキュラーエコノミーに向けた取組の推進
基本方針3 持続可能なごみ処理体制の構築
これらの取り組みには市民の理解も必要です。
さまざまな施策で市民への情報提供や啓発に取り組んでいくようです。
意識改革を促す仕組みづくりとして「ナッジなど行動科学の知見に基づいた啓発手法の活用」が挙げられています。
新しい取り組みのようで詳しい内容は書かれていませんが、行動経済学で出てくる「ナッジ」の概念を取り入れるというところが興味深いです。
「ナッジ」とは、選択を禁じることもなく、経済的なインセンティブや行動の強制もせず、行動変容を促そうとする手法です。
八王子市がこの考え方をどう応用していくか楽しみです。
最近「行動経済学」を深掘りしたいと思っていたので、こういった身近なところの事例も考えながら理解を深めていきたいと思います。