放送大学の「エネルギーと社会 (‘19)」という授業を視聴しました。
前回は、講義「地球温暖化と社会イノベーション(‘18)」で地球温暖化を学び、本講義ではエネルギーについて学びました。
主任講師は迫田章義さんと堤敦司さんで、全15回の授業です。
<シラバスに記載されている講義内容>
エネルギー問題・地球温暖化問題の解決を図るには、エネルギー技術開発だけでなく、エネルギーと社会について、その関連性を本質的によく理解することが求められる。この講義では、エネルギーと社会・経済との関係を様々な視点から考察し理解を深めるとともに、エネルギー技術について、その基礎から応用、社会的な側面も含めて俯瞰的、系統的に学習する。
テーマは、エネルギーと社会・経済の関わり、地球温暖化問題、エクセルギーとアネルギー、エネルギー変換、エネルギー技術、再生可能エネルギー、貯蔵・輸送システム、水素エネルギー、原子力エネルギー、省エネ、家庭部門のエネルギーなどです。
エネルギーの形態は6種類あります:
- 力学的エネルギー(位置エネルギーと運動エネルギー)
- 光エネルギー
- 化学エネルギー
- 核エネルギー
- 電気エネルギー
- 熱エネルギー
そして、自然界に存在し源となるエネルギーを一次エネルギーといい、3つに分けられます:
- 化石エネルギー
- 再生可能エネルギー
- 原子力エネルギー
これらのエネルギーから消費するためのエネルギー(二次エネルギー)へと転換されます。
日常生活で当たり前のように手に入れられる電気。
「多くの電気は化石燃料を使って作られている」と漠然と捉えていました。
実際には、それらの燃料でタービンを回し電気を作っています(運動エネルギー)。
つまり、「どうやってタービンを回すか」が本質なんだということを理解しました。
タービンを回すためのエネルギーをどこから持ってくるのか。
それが化石燃料なのか、風なのか、水なのか、原子力なのか。
こう考えると、何となく不思議な気持ちになります。
結局はタービンを回すことが肝なんだなと。
太陽光や燃料電池はタービンを回さずに電気エネルギーを作りますが、それでも大量に作るにはまだまだ制限がある。
これだけ技術が進んでいるのに、電気エネルギーを大量に作るためにはタービンを回すことしかできないんだなと。
原始的というか、なんというか。
この部分がわかっただけでも、私には大きな学びとなりました。
「エネルギー」ってかなり面白いものだなと思いました。
不思議な部分も多いし、その中でいろいろな知恵を使って技術が生み出されている。
いい学びの機会になりました。