0411 偏らず、バランス良く

何事もバランス良くありたいと思います。

難しいですが。

昨年末から「地球温暖化」に関心が向くようになり、関連するテーマの本や記事を読んだり、放送大学の講義を受けたり(BS視聴)、専門家の話を聞いたりしながら、考えを巡らせています。

温暖化対策は人類にとって喫緊の課題です。

今のままでは地球が大変なことになる。

その切迫感を感じつつも、すでにある経済システムや生活環境を変えていくということの難しさも感じます。

今の暮らしの水準を下げる形になるのであれば、温暖化対策は難しい。

人には「欲」があり、理性を抑えられない場面も多々あります。

大企業の経営者が化石燃料を使った商品(化石燃料に依存している商品)を高らかに宣伝する場面をテレビで見ることがあります。

組織のトップが決断すれば方向性は変えられます。

それでも、様々なしがらみもあり決断できない。

そもそも口では良いこと言っても決断する気がないかもしれません。

環境への配慮と企業利益を両立せねばならない中、経営者個人としてどういう葛藤があるのか興味が湧きます。

個人レベルで考えると、どれだけ環境を気にしていたとしても、実際に行動に移せるかとういうと、それもまた難しい。

私はマニュアル車の運転が大好きです。

温暖化を気にするなら、電気自動車への乗り換えが妥当かもしれません。

でも、それはできない(笑)

ここに私の葛藤があります。

一つのことに偏ってしまうと全体を見誤る気がします。

物事には必ず違う面があり、人が絡めば「理性」以外に「感情」や「欲」などもついてきます。

「なんでそういうことするんだろう?」

ニュースを見ていてこのように思うことが多々あります。

矛盾と感じることも多い。

でも、矛盾に満ちた複雑性があるからこそ、この世界は面白い。

バランスは考えていきたいですね。

一つの面に固執するのではなく、違う面の存在を意識し、可能であれば知る努力をしていきたいと最近強く感じています。

35歳のときに40年以上続く会社を後継者として 事業承継を行い、6年間代表として経営に携わりました。代表を退任後は、中小企業の事業承継を支援しています。中小企業診断士/ビジネスコーチ
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