0398 見立て

お客様の事業内容を伺っている際、客観的に「このくらいかな」と規模を想像することがあります。

例えば、新しい取り組みをする場合、この商品で、ターゲット層がここで、今までの経緯からすると、新しい取り組みでの反応はこのくらいかなと。

でも、結構外れたりします(笑)

自分自身の経験値で物事を見ていることが要因です。

見立てが甘いのでしょう。

こういうときは大きな学びになります。

ご支援しているお客様の事業で、業務用として販売している商品があります。

その業界のプロが使う商品です。

業務用のため価格も高いですし、一般向けの安価なものは世にたくさん出ています。

一般のお客様はこの商品を買わない。

そういった先入観から、一般向けの訴求は私の頭にはありませんでした。

でも、よくよく話を聞いてみると、結構一般のお客様からの注文が多いと。

「えっ!?」

正直な感想でした。

この商品がそのくらい魅力的なものなんだということを改めて認識させられました。

一般向けの訴求もアリです。

見立て(仮説)が覆されるのは心地良いものですね。

見立ての甘さに自分の力不足は感じます。

それでも、自分の枠を広げられるような気もしてきます。

良い意味で見立てを覆して欲しい。

現在ご支援している中でも、そういうものがいくつかあります。

今後それらがどういう結果になるのか。

今は、「正しい見立てができる人」ではなく、「柔軟に見立てを変えられる人」でいたいと思っています。

35歳のときに40年以上続く会社を後継者として 事業承継を行い、6年間代表として経営に携わりました。代表を退任後は、中小企業の事業承継を支援しています。中小企業診断士/ビジネスコーチ
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