0087 定期的なストレスケア

今朝の日経新聞(2023年5月29日)に、『髪・爪でストレス検査』という記事が出ていました。

製薬会社が今年7月から、毛髪や爪でストレスレベルを検査できるキットを販売する予定です。

ストレスによりコルチゾールというホルモンが血中に放出され、毛髪や爪に蓄積します。その蓄積したホルモンの量で過去3ヶ月の平均的なストレスレベルがわかるということです。

検査キットは1個あたり6,480円ということでまだまだ高いですね。今後、安価になってくれば、手軽に検査する人が増えてきそうです。

体調と毛髪は密接な関係性があり、私自身、食事でも毛髪の状態が変わることを体験しています。

ストレス状態の把握に毛髪が生かされるというのは興味深いことです、今後の広がりが楽しみです。

一方で、ストレスを把握したあとのことも考えていきたいです。

ストレスを日常で感じている人は多いです。そのときにどうストレスを解消できるか、その状況でどう自分のメンタルケアを行っていけるか。ここが不得手の人は多い。私も苦手です。

自分のストレスレベルを自覚することと、どうケアしていくかの両面がセットにならないと厳しい。

検査キットで状態を把握し、産業医やカウンセラーなどの専門家がケアしていくという流れは想定されます。ただ、これだと費用もかさみます。

企業の福利厚生ということではいいとは思うのですが、一般的に広げていくためには、どう安価に、その両面からのアプローチができるかが求められてくるのだろうと思います。

そこで期待したいのは理美容室やネイルサロン。

ほとんどの人は理美容店へ定期的に通います。

積もり積もった鬱憤を担当理美容師さんに話すことでストレス発散している人も多いと聞きます。理美容師さんが真剣に話を聴くことで、お客さんが感極まって泣いてしまうケースもあるようです。

毛髪や爪の状態でお客さんのストレスを気にかける理美容師さんやネイリストさんが増えるといいですよね。

飲食店でおしぼりが出るように、理美容室やネイルサロン等でもストレスケアが当たり前の状態になると素敵な世の中になるのだろうと思います。

35歳のときに40年以上続く会社を後継者として 事業承継を行い、6年間代表として経営に携わりました。代表を退任後は、中小企業の事業承継を支援しています。中小企業診断士/ビジネスコーチ
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