国外に目を向けると、あちこちで紛争が起きています。
紛争にはいろいろな要因が絡み合っています。
『The Economist』4月22日号の中で、「なぜ紛争が長引くのか」が書かれている記事がありました。
なぜ紛争が長引くのか?
1つ目の理由は、ほとんどの紛争が貧しい地域での内戦であり、多くの場合複数の敵対的なグループが存在することで、全てのグループが満足しない限り平和は維持できないため。
2つ目の理由は、犯罪。ほとんどの内戦は腐敗した国で起こっており、権力が富への近道になっている。
ここまでは、なんとなくイメージがつきました。
そして、3つ目の理由を読んだとき、今までに私が意識してこなかったことだったので大変驚きました。
3つ目の理由は、気候変動。紛争の直接の原因ではないが、紛争が起きる可能性を高めている。
つまり、干ばつや洪水等でその土地の人々が暮らせなくなり他の地域へ移動する。他の地域にはその土地で暮らす民族グループがいます。この両者間で紛争が起きるようです。
例として、アフリカ大陸西部にあるマリが挙げられていました。マリのある地域では、このような紛争が70件近く起きていると報告されているようです。
気候変動が紛争の遠因になっている。
今までの自分の中になかった見方だったので、大変勉強になりました。