久しぶりの演劇鑑賞。
知人が出演しています。
今回は映像配信(LIVE)で観劇しました。
生映像で見ることができるというのは良い時代ですね。本当はその場で舞台を見る方がいいのですが、映像での配信はそれなりに利点もあります。
ゆっくり家でお酒を飲みながら見られますし、自分の感情を思い切り出すこともできます。例えば、感動したとき。家でゆっくり見ていると、気兼ねなく泣けます(この舞台では泣くということはありませんでしたが)。
昔は、演劇を観る際には、「演技」に集中していました。
今は、純粋にその「世界観」を楽しめるようになりました。
映像配信でも伝わってくるものがあったことが嬉しかったです。
楽しい舞台でした。
表現の手段はいろいろあります。
演技すること、絵を描くこと、音を奏でること、文字を書くことなど。
受け手が何かひとつでも感じてもらえれば、表現は成立するのだと思います。
たとえ誰も受け取る人がいなかったとしても、発した時点で自分の中の何かが浄化されるのかもしれません。
最近はシンプルな表現に惹かれます。
複雑だとわからない。
その複雑さを紐解く楽しみはありますが、忙しい日々では、その紐解く時間がないまま過ぎ去ることも多い。
シンプルな表現はシンプルに心が揺さぶられる気がします。
でも、シンプルに表現することは難しい。
だからこそシンプルなものに惹かれるのかもしれません。
表現に触れる時間は自分を見つめ直すいい機会になる。
久しぶりの観劇で感じました。