数日前の日経新聞夕刊(3/29)で『経営層 指導役は若手社員』という記事がありました。
会社の経営層が若手社員から意見を聞く「リバースメンタリング」の導入が広がっているという内容でした。
メンター制度というのは、若手社員が年配者から指導を受けるもの。
このリバースメンタリングは、年配者である経営層が若手社員から指導を仰ぐものです。
面白いですね。
外部環境が安定しているときならまだしも、今のように世の中の流れが早いときには、今までのやり方だけでは通用しないということがおきます。
こういうときこそ、若い人たちの感覚が突破口になる可能性があると。
数年前ですが、友人の子どもが2〜3歳くらいのとき、遊び道具はスマホで見るYouTubeでした。
こんな小さな子がスマホを操っている。単純にすごいと思った記憶があります。
これが当たり前で育っていくと、大人になったときの感覚は今の大人とは全く違ってくる。
それと同じように、今の若い人たちは、組織の経営をしている層とは違う感覚を持っています。
年齢が上の世代は、真摯に若い人の意見に聴く耳を持てばいい。
得られるものは多いと思います。
年齢は関係なく、全ての人を尊重して接する。
それを考えれば、上の世代だろうと、下の世代ろうと、目の前の人の話を真摯に聴くという姿勢は当然のことではないかと思います。
これから関わる予定のプロジェクトには、20代が何人か参加予定です。この人たちの発想や目の付け所がどうプロジェクトを推し進めていくのか今から楽しみです。
たまに私も後輩には説教じみたことを言うときもありますが(特にお酒が入ると)、極力そうしないように自分を律していかねばと、この夕刊の記事を読んで感じました。