0020 突き詰めた専門性

何か専門的なことに何十年も没頭し、揺るぎないスキルを身につけた人への羨望があります。

その人にとっては、それが好きで仕方がないということかもしれませんし、それしかないということだったかもしれません。良いことばかりでないことも想像がつきます。精進するために人より何倍もの努力を重ねてきたことでしょう。

だからこそ、そのように専門的スキルを身につけ、そのスキルで社会に貢献している人を見ると純粋に凄いなと思います。

「器用貧乏」という言葉があります。

器用なので、あちこちに手を出し、どれも中途半端になって大成しないこと。

なんでも要領良くこなせる人は、どこかで詰めが甘いときがありますよね。それではなかなかものにならない。手に職をつけるような人は、とことんまでやり抜いている人なんだと思います。

仕事柄、いろいろな経営者とお話する機会があります。長年会社を率いてこられた方たちは、その分野でとことんまで突き詰めたような感があります。そして、そういう社長さんってお客様から大きな信頼を得ています。

そういう姿を見ると、ここまで積み上げてきたこと全てに敬意を表したくなります。

WBC(ワールド・ベースボール・クラシック)良かったですよね。感動しました。この選手たちもすごいスキルを持っているし、そのスキルで、そして気迫で、多くの人に感動を与えている。

何かを突き詰めた人生を生きられるって素敵なことですね。

何かを突き詰めて生きても、結果が思うように出ないこともあります。それでも、そこに向かった時間は貴重な財産になります。

自分のことを考えると、1つのことではなくいくつかのことが混ざっている感じで、どっち付かずと感じることがあります。

だからこそ、そういう人たちを羨ましく思うのでしょう。

本当の意味で、「スペシャリスト」を目指していきたいと思っています。

35歳のときに40年以上続く会社を後継者として 事業承継を行い、6年間代表として経営に携わりました。代表を退任後は、中小企業の事業承継を支援しています。中小企業診断士/ビジネスコーチ
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