0992 先を想像する

相手の立場になると、こちらからは見えない景色が広がっています。

それをどこまで想像できるか。

司馬遼太郎さんの『坂の上の雲(一)』にこんなエピソードが出てきます。

  あたらしく常盤会寄宿舎の監督になった内藤鳴雪は東京でも知名の士であったが、郷里の松山ではむろん高名であった。
鳴雪はこのとし四十三歳である。

(中略)

気持のやさしいひとで、いまだかつてひとにたかぶったことがない。そういう気分のなかにも人間の世の中を達観したところがあって、あるときある人が、
「官庁の門衛ほど威張りかえっているものはなく、じつに不愉快である」
というと、官途に長かったこのひとは、それでいいのです、といった。
「官庁の門番はその世界にあっては最下等の役人で、部内ではたれにも驕ることはできない。だから外来者におごるのだが、外来者としてはそれをいちいち怒らず、そういう門番の心事を汲んでやり、ていねいに脱帽しておじぎをしてやればよい。それがいたわりの道だ」
(p.294-295)

強く印象に残りました。

こういう人になりたいです。

どうしても、目の前の現象に対して反応してしまう。

相手はなぜそうなのか?

先を想像するということが大切であり、それができるくらい自分に余裕が持てるようになりたいです。

少しでいいので、先を想像してみる。

来年の抱負になりそうです。

経営経験やコーチングの実践を通じて、深い対話により経営の選択肢を広げ、納得感のある意思決定をご支援しています。また、組織やチームの関係性を育む支援に取り組んでいます。3Cサポーター/中小企業診断士
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