0812 ずらしの問い

社長にとっての大きな悩みのひとつはスタッフとの関係性です。

いろいろなタイプのスタッフがいますが、その中でも「難しい」人は一定数います。

固まった世界観がある人、協調性がない人、あまり心を開かないタイプの人、あきらめモードの人など。

社長からは「難しい」と見えますが、外部からの支援などで第三者的に関わっていると、そういう人たちの違った面も見えてきます。

仕事をしっかりやっているからこそ周りに対する要求が高いだけの場合もあります。

周りに聴いてくれる人がいないから心を閉ざしているように「見える」人もいます。

3Cサポートとして関わる際、あきらめモードのスタッフへどう介入していくかは課題になります。

あきらめモードの人は、「どうせ言っても何も変わらない」と思ってしまっている。

仕事や職場をどう改善すればいいかこちらから意見を求めても、「いや、言っても仕方ないですから」といった返答になる。

そうなってしまうと、先に進めなくなってしまいます。

改善がどれだけ会社にとって大事かという理屈を持ち出しても受け付けません。

そこで、試したい方法が「ずらしの問い」です。

たとえばこんな感じです。

「〇〇さん、この業務を改善するにはどうすればいいと思いますか?」

「いや、やっても無駄ですよ。社長に言っても変わらないし」

「そうですか。では、〇〇さんが社長だったら、この業務をどうしていきますか?」

正面からストレートに問いかけて難しいようなら、このように相手の立場を変えた視点で問いを投げてみる。

視点がずれれば、相手の見方も変わり、何かが生まれます。

すぐに求めているような返答は返ってこないかもしれません。

でも、「ずらしの問い」で相手がどういう反応を示すかは、対話を積み重ねる際に大変参考になります。

「難しい」ように見える人でも、ちょっと視点を変えれば違うように見えてきます。

頑なな人であったとしても、何か言いたいことはあるもの。

こちらの接し方でうまくいかない場合は、こちらが少しずらした接し方をすると好転するかもしれません。

経営経験やコーチングの実践を通じて、深い対話により経営の選択肢を広げ、納得感のある意思決定をご支援しています。また、組織やチームの関係性を育む支援に取り組んでいます。3Cサポーター/中小企業診断士
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