日経新聞で「ライドシェアにみる落日」という記事がありました(2023年10月22日)。
インドネシアに駐在していた方の記事です。
最近、日本国内で「ライドシェア」を解禁するかどうかといった話題が出ています。
一般の人が自分の車で乗客を運ぶサービスです。
インドネシアなどの東南アジアではすでにライドシェアが定着しています。
記事によると、10年前にライドシェアが導入された当初はサービスの質が悪いなどトラブルも多かったのですが、その後改善が進み現在では問題なく稼働しているようです。
日本でコロナ禍に話題に上った「オンライン診療」。
インドネシアではかなり普及しているようです。
風邪などの症状ではオンライン診療サービスを活用でき、チャットで病状をやり取りし、薬はアプリ等を通じて自宅に届く体制ができている。
ライドシェアもオンライン診療も日本ではまだまだこれからの段階ですね。
東南アジアは発展途上国というイメージが強いのですが、様々な点で日本のはるか先を進んでいます。
「どちらが先進国かわからなくなる」と記事は結んでいます。
成長期にある状態というのは魅力的です。
成長しようとするエネルギーが高く、新しいことに取り組める柔軟性もある。
守りに入っていないところが良い。
国だけでなく、企業にも当てはまりますね。
こういった記事を読むと、外国に触れ外から日本を見るということの大切さを感じます。
日本の状態が客観的に見えます。
10代の頃、アメリカへ留学しました。
一番衝撃を受けたのは、バスに乗るときの光景でした。
ベビーカーを引いてバスを待っているお母さんがいます。バスが到着すると、必ずと言っていいほど他の乗客が外に出てベビーカーを持ち上げ車内に運ぶのを手伝うのです。
日本では滅多に見ない光景です。
枠の外に行くとはじめて見える景色があります。
最近は、海外にも行っていないし、国内でも狭い範囲での行動が多くなっていると感じています。
もう少し行動の範囲を広げて、枠の外から見返すということをしていきたいです。