出張で近畿地方に来ています。
仕事の合間にぜひとも寄りたい場所がありました。
淡路島にある「高田屋顕彰館・歴史文化資料館」。
江戸時代の船乗りであり商人であった高田屋嘉兵衛さんの資料館です。
司馬遼太郎さんの『菜の花の沖』を読み、自分にとっては好きな偉人になりました。
落ち着いた場所の中に大きな公園があり、その中にこの資料館はあります。
司馬遼太郎さんの言葉が展示されておりぐっときました。
「総理大臣になることより、大きな企業の社長になることより、死ぬときに『大将、ウラァ』ということがあるかないか、あの瞬間がおれの人生だったという思い出を持つかどうかが大事だと思います。」
*「大将、ウラァ(万歳)」:嘉兵衛さんがロシア船に囚われの身となったあと、ロシア船の艦長や乗組員と信頼関係を構築します。最後に嘉兵衛との別れを惜しみ艦長や乗組員が嘉兵衛に叫んだ言葉です。
商人として、人として、どういう肚を持つのか。
考えさせられます。
函館にも資料館があるようですので、いつかそこにも行けたらと思っています。