少人数で個性的な本を作る出版社、独立系の書店が増えているようです。
今朝の日経新聞に『出版不況打開 カギは「零細」』という記事が出ていました。
書店数や出版販売額は縮小しています。この10年で3割近く減少しているようです。
そんな中、個性的な本を企画し販売する出版社や、店主が選ぶ本を集めた書店などが増えてきています。
本好きには嬉しいことです。
インターネット上で本を購入できるのは便利ですし、私もかなり活用しています。
ただ、「本との出会い」はリアルな書店でないと難しいですよね。
目当ての本を購入するために書店へ寄ることがありますが、その本ではなく、他の本を購入して書店をあとにすることが結構あります。
実際に目当ての本を手に取ってページを繰ったときに購入意欲が下がる場合もありますし、逆に、並べてある本を見て興味が湧く本もたくさんあります。
書店では「今はこの本を読むべきだ!」と自分の中で感じるものを大切にしています。
そういった体験を楽しみにしているので、リアルな書店が減ってきている現状には寂しさを感じます。
特徴的な書店が増えてくるのはいいことですね。
店主が選ぶ小説に特化した書店、ビジネス本に特化した書店、アート関連に特化した書店、修養本を集めた書店など。
そういった特徴的な書店がどの街にも、どこへ行ってもあちこちにある風景を見てみたいです。
自分の目的に沿ったお店選びをし、その書店での「出会い」を楽しみにする。
そんな日常があると人生が今よりも豊かになりそうです。