0018 本を「読まれる」のではなく「読む」

定期購読をしている雑誌の中に『致知』があります。人間学に関する雑誌で、長年愛読しています。忙しくなると積読になってしまいますが。

この雑誌のメルマガに面白いことが書かれていました。

安岡正篤さんの言葉です。

本の読み方には2通りある。

1つは受け身で吸収する形。これは本を読むのではなく読まれる。

もう1つは自分の方が本を読む。自分で考え、自分が主になって、再び読む。

私はまだ本を読まれている段階です。受け身で読んでいる。なので、心に残るものはわずかだし、一種の娯楽の感があります。

知人で本や新聞を赤ペンで引きながら読んでいる人がいます。今までそういう読み方をしたことがなかったのですが、最近、そういう読み方も良いのではないかと思うようになりました。

本に線を引くのは好きではないのでやりませんが、新聞や雑誌はそういう読み方をしてみようかと思っています。

そう思い始めた頃に、このメルマガを読んだので、考えさせられました。

安岡正篤さんの本はたくさん読んできました。いつ読んでも考えさせられるし、読む年齢によっても受け止め方が変わるんだろうなと思わせてもらえる本ばかりです。

没後40周年を迎え『活学』という本が復刊されるということで、すでに予約しました。

おそらくこの本はしばらく「読まれる」ことになりそうですが、何度も読み直し、自分から「読む」ことをしてみたいと今からワクワクしています。

35歳のときに40年以上続く会社を後継者として 事業承継を行い、6年間代表として経営に携わりました。代表を退任後は、中小企業の事業承継を支援しています。中小企業診断士/ビジネスコーチ
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