0795 シニアの昔話

シニアの方はよくしゃべります。

昔話も多い。

何度も聞いたような話を楽しそうにしてくれます。

仕事でご支援しているシニアの社長と話していてある気づきがありました。

過去の話をすることは、なにも過去の栄光を自慢したいわけではなく、話すことでこれまでの歩みをご自身の中で捉え直しているのではないかということです。

過去の功績、他者からの評価、他者への影響などは、自分が歩いていきた証でもある。

失敗もあれば、悔やむこともあったでしょう。

その歩みの延長線上に今がある。

今をしっかり捉えるために、自分の価値を確かめるため、これまでの歩みに意味づけするために、昔話を語っているのではないか。

そう考えたとき、何度も聞いている話だからといって若干流して聞いてしまっていた自分を反しました。

その人にとっては内面を深掘りしている大切な時間なんです。

そこに真摯に向き合っていくことが「3Cサポーター」としての自分の役割でもあると捉え直しました。

こういった気づきを得たあと、またその社長と話す機会がありました。

そのときは真剣にその方の内面を深掘りする時間に向き合いました。

そしたら、今まで何度も聞いてきた話は断片的なエピソードであり、それらが時系列でつながったとき、その方がこれまで歩んでこられたキャリアのすごさを感じました。

ただただ、「すごいキャリアだ」と思ったんです。

実績もさることながら、若い頃からとにかく周りからのサポートが厚い。

周りからのサポートが厚いということは、信頼が大きいということです。

若かりし頃の社長のどんな言動がその信頼を作り上げてきたのかに興味が湧きました。

昔話に耳を傾け、真摯に向き合っていくと、その方の内面の整理を支援することになります。

それだけでなく、自分も大きな学びを頂けます。

シニアの方が昔話を語るとき、同じ話を何度も話すとき、話しが止まらなくなるとき。

こういう心持ちで向き合っていきたいと感じました。

経営経験やコーチングの実践を通じて、深い対話により経営の選択肢を広げ、納得感のある意思決定をご支援しています。また、組織やチームの関係性を育む支援に取り組んでいます。3Cサポーター/中小企業診断士
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