『日本国債入門』(服部孝洋著/金融財政事情研究会)

新聞でよく国債の記事を見るのですが、しっかり理解しておきたいと思い本書を手に取りました。
国債とはどういうもので、どう取引され、どんな役割を担っているのか。
基本的な知識が書かれており、勉強になりました。
日本が発行する国債にはいくつか種類があります。
国が予算を決めて発行する国債が、「新規国債(建設債、特例国債=赤字国債)」、「借換債」、「復興債」。
予算外で、財政投融資制度で財務省が発行する「財投債」。
国債発行総額=新規国債+借換債+復興債+財投債
借換債とは、新規国債を満期まで待たずに新たに国債を発行して借換えを行い、60年かけて全て返済するものです(「60年償還ルール」)。
この60年償還ルールも、借換債も日本特有の制度のようです。
この部分を学びながら感じたことがあります。
この60年かけて借換えを繰り返すという考え方は、「自転車操業」のようなものではないのか。
企業が金融機関から借入を行う際、こんなにしょっちゅう借換えはさせてくれません(笑)
なんとなく「返済できないから追加借入で借換えをし続けている」というイメージとダブりました。
日本独自の制度というところも気になります。
右肩上がりで経済が成長していた頃はこれでも良かったのでしょうけど、果たして持続可能性はあるのでしょうか。
自分の中で一つ「問い」を立てられました。
私は国債に関わる仕事をしていないため、ここで学んだ基本的知識の多くはすぐに忘れてしまうと思います。
ただ、国債に関わるニュースに触れたときは、内容がイメージできるようになりそうです。
イメージが掴めないときは、本書に立ち返って調べていきたいと思っています。
