久しぶりに参加した勉強会。
課題図書を読むことで経営と心理を一緒に学んでいきます。
今回の課題図書は、『なぜ、それでも会社は変われないのか』(柴田昌治著/日本経済新聞出版)です。

勉強会の参加者は大企業でキャリアを積まれてきた方も多く、また私よりも年齢が2回り近く上の方がほとんどのため、討議になったときの皆さんの意見が大変勉強になります。
本書の中で架空の会社の「ケース・ストーリー」が出てきます。
社長が会社の変革をしたいと思い、第三者のチームビルディングの専門化の協力のもと、役員7名の意識を合宿を通して変化させていくという話です。
合宿等を通して役員の意識も変わり、チームワークも向上し、役員が連名で既存事業の改革を社長へ提案することにつながります。
勉強会でこの「ケース・ストーリー」に関して討議しました。
私は「少し出来すぎているな」という印象も受けつつ、実際にあった話をもとにしているため「こういうこともあり得るんだな」くらいに思っていました。
他の参加者もこのストーリーの持つポジティブな面を中心に意見を述べていました。
そんなとき、ある方がまったく違う角度で意見を述べました。
この「ケース・ストーリー」に出てくるやり方は企業の分断につながるのではないかと。
そう思う理由をご自身の経験から述べていました。
その意見に心が震えました。
(こんなに深く読み込んでいるのか)と。
私は表面的なところまでしか読み込めていないと気付かされました。
その方の分析が正しいかどうかではなく、そこまでの深い読みと、鋭い視点で物事を見ているところに感銘を受けました。
私は本を読むときには、何か1つでも得るものがあればいい、という気楽な気持ちでいます。
ただ、このように数人で課題図書を読んでいく場合、深く読み込むことは大切だと感じました。
討議の質がかなり変わってきます。
鋭い視点で意見を述べた方の手元を見ると、本には線もびっしり引かれ、さまざまなメモが書き込まれていました。
うーん!
唸ってしまう勉強会でした。
