0228 『教養としての投資』

『教養としての投資』(奥野一成著/ダイヤモンド社)

新NISAについて学ぶにつれ、投資に対する考え方をしっかり持ちたいと思うようになってきました。

そんなときに、書店で目にしたこちらの本。

投資に関して必要最低限の考え方を理解したいと思い手に取りました。

本書は非常に良い本だと思います。

投資への考え方がしっかり書かれています。

著者の奥野さんの中で、ブレのない軸のようなものがあるということが伝わってきました。

「投資」と「投機」の違いはしっかり持ちたいです。

本書では農地にたとえて説明しています。

「投資」とは、農地を買う際に「その土地からどれだけの作物がとれるか」を考えること。

「投機」とは、農地を買う際に「その土地がいくらで売れるか」を考えること。

コモディティ、FX、短期的な株式投資などは「投機」になります。

本書でいう株式の「投資」とは、「持続的に利益を生み出す」ことがポイントになります。

短期ではなく長期で考えること。

しかも、しっかり投資対象の企業が利益を出し続けていること。

多くの投資指南本は「投機」について述べられている。

では、投資対象にする企業をどう選べばいいのか。

奥野さんは、3つの要素を挙げています。

  1. 高い付加価値
  2. 高い参入障壁
  3. 長期潮流

多くの人に必要とされ、他社が参入できないくらいの市場状況を作っており、人口動態など世の中の流れに乗っていること。

こういった企業は利益を出し続けることが期待できる。

これは企業経営を考えるとしっくりきます。

高い付加価値があり、他社が入ってきづらい競争優位性を構築しており、時代に乗っている。

経営者としてはここを目指して経営していますし、これが実現できれば事業を伸ばしていける。

当たり前といえば当たり前。

ただ、投資する側だと、目先の株価や短期的な業績見込みなどで投資したくなってしまいます。

本書からは、表面的なことやテクニックではなく、本質を語っているような印象を受けました。

こういった考え方に共感します。

タマゴボーロの竹田製菓株式会社の元会長で故・竹田和平さんの本を思い出しました。

投資家としても著名だった竹田和平さんは、企業の株式を購入する際には長期的にその企業を応援する気持ちで向き合っていたといいます。

短期的ではなく、長期的な「投資」をする。

本当の意味での「投資」をする人。

経営者も「投資」をする人ではありますが、私も同様に「投資」をする人でありたいと思っています。

経営経験やコーチングの実践を通じて、深い対話により経営の選択肢を広げ、納得感のある意思決定をご支援しています。また、組織やチームの関係性を育む支援に取り組んでいます。3Cサポーター/中小企業診断士
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