映画『マイ・バッハ 不屈のピアニスト』をAmazonプライムで観ました。

ジョアン・カルロス・マルティンスさんの話で、「20世紀最高のバッハの演奏家」と称されているピアニストです。
一流の演奏家として世界中を飛び回っている中、事故で右手を負傷、3本の指が思うように動かせなくなります。
20代の頃です。
リハビリをして演奏をできるまでになりますが、さらにピアノが弾けなくなる病気が襲います。
「不屈」というテーマがいい。
天才といわれ、一流だと称され、これからを期待されているときに、演奏の妨げになるような障害がいくつもいくつも出てくる。
その都度「不屈」の精神で障害を乗り越えていきますが、さらに追い打ちをかけて障害が出てくる。
一時は音楽から離れていたこともありますが、再びピアノが弾きたいという思いから、リハビリでカンバック。
そのあとも不運に遭い右手の自由がきかなくなりますが、左手のみで演奏することでピアノ演奏を続けます。
この姿勢に心を打たれます。
こういうとき「運命」を感じてしまいます。
よりによって天才といわれるくらいの演奏家にこういった不運が起きるなんて。
右手に障がいがなければ、どれだけのパフォーマンスを積み重ねたかわからないですよね。
この人だから乗り越えられたのかもしれない。
神はその人が乗り越えられる程度の試練を課すのでしょう。
そんなことを感じる映画でした。
映画の最後、ジョアン・カルロス・マルティンスさん自身が演奏している映像が出てきます。
顔のやさしさが印象に残りました。
苦しい試練を乗り越えた人が出せる、やわらかい、愛のある表情。
音楽のことはわからないのですが、きっと演奏にもそういった部分が表れているのでしょう。
現在85歳。
この方の演奏を聴いてみたいです。
