『The Future of Money』(Eswar S. Prasad著/Belknap Press /2021年)

ステーブルコインなどの仮想通貨に関心があります。
IT技術で金融がどうなっていくのか、通貨はデジタルに置き換わっていくのか。
本書はそういったテーマを考察しています。
フィンテック(IT技術&金融)の途上国へのプラスの影響、ブロックチェーン、デジタル通貨、ステーブルコイン、CBDC(中央銀行デジタル通貨)などが取り上げられています。
2021年に刊行されているため、5年近く経った現在とはまた違った状況ではあるものの、基本的な内容も書かれているので学びになりました。
仮想通貨のマイニングというものをはじめて理解しました。
マイニングには高性能のパソコン複数台を稼働させ、大量の消費電力がかかるということくらいしかわかっていませんでした。
「マイニング(採掘)」という言葉から、何かを掘り出して見つけるようなイメージを持っていました。
実際には、「Proof of Work」というもので、仮想通貨の取引が正しいものであるかを確認するために計算作業が必要となり、それを証明できた人が報酬をもらうという仕組みです。
報酬額が大きいから、それができるように大規模に環境を整備する企業も多くなる。
なにも、掘り出して一攫千金を狙うというものではない。
この誤解が解けただけでも、プラスでした。
本書の後半はCBDCのメリット・デメリット、中央銀行のオペレーション、制度設計などが書かれています。
ほとんど何を言っているのかわかりませんでした(笑)
ということで、後半は流し読みにし、本書のページを閉じました。
IT技術が金融をどう変えていくかが楽しみです。
もう少し基礎を理解した上で、フィンテックの世の中の流れを追ってみたいと思います。
