カウントダウンで感動したラヴェルの「ボレロ」。
YouTubeで「ボレロ」の演奏を聴き比べましたが、演奏者によって強弱や受ける印象は変わりますね。
作業をしながらBGMとして流していたとき、「ボレロ」の力強さを感じ、映像に目を向けました。
そこに出ていたのは指揮者のアロンドラ・デ・ラ・パーラさん。
引き込まれるものがありました。
アロンドラ・デ・ラ・パーラさんはメキシコの指揮者で、ニューヨーク生まれメキシコ育ち。
私と同年代。
欧米で音楽のキャリアを積み、指揮者として立つ女性が少なかった2000年代はじめに頭角を表しました。
YouTubeでオーストラリアのクイーンズランド交響楽団で音楽監督を務めていた頃のドキュメント映像を観ました。

世界的な評価とは異なり、女性で若い指揮者であり、メキシコでキャリアを積んだというわけではないことから、メキシコではあまり好意的な評価をされていないと紹介されていました。
ドキュメントを観ていると、音楽が好きで情熱があるんだということがひしひしと伝わってきます。
それを突き詰めている姿勢が印象的でした。
自分の専門分野に情熱をもってとことん突き詰めている人に心が動かされます。
自分はそこまでできているだろうか。
情熱をもってやっているだろうか。
椅子研究家の織田憲嗣さんの著書で、デザインの寿命という話が出てきます。
ものの寿命にはいくつかの要素があり、それは①強度(高度)、②素材、③機能性、④デザインとあると。
そして、最後は、「情熱」であるとしています。
「つくり手の情熱、そしてそれを販売する側の情熱、さらにそれらを購入した後、大切に使う情熱である。これらの要素を兼ね備えたものは必然的に寿命の長いものとなるのだ。」(『織田憲嗣の世界の名品・定番品 その愛される理由』p.167)
ものと音楽では異なる部分はあれども、情熱があるからこそお客様(買い手・聴き手)に伝わるし魅了する、そして長く続いていく。
情熱をもつ。
心がけたいです。
