もなか(最中)が心を穏やかにする。
御菓子司 津知家さん(千葉県大多喜町)の「最中十万石」。
昨年の話。
ご支援先の80代社長は大多喜町周辺に行く際には必ずここのもなかを購入するそうですが、前回立ち寄った際にはお店がお休みだったようです。
「とても残念だったよ」と何度も話をされていました。
それから数ヶ月後、私は仕事で近くへ行く機会がありました。
この和菓子屋さんに立ち寄り、社長へもなかをプレゼントしました。
「久しぶりに食べることができた」ととても喜んでもらえました。
ここのもなかはアンコが多くて分厚く美味しいです。
私もこのもなかのファンになりました。
それから、近くへ行く際には立ち寄り手土産やお返しに利用させていただいています。
先日、知人の美容室が移転オープンした際に、このもなかを手土産にご挨拶へ伺いました。
70代女性オーナー(先生)にぜひ召し上がってもらいたいと思ったのです。
翌日先生から御礼のメッセージをいただきました。
30年以上前に義理のお父様がこの和菓子屋さんがある地域で働いていたこともあり、よく「最中十万石」をお土産に買ってきてくれたそうです。
懐かしさがよみがえってきて、美味しくいただきましたとおっしゃってくれました。
先生にとってもこのもなかは特別な意味があった。
そんなエピソードがあったとは思いもしらず、そういったもなかをお渡しできたことに私も感動しました。
と同時に、この「最中十万石」が持つすごさを感じました。
このもなかは多くの人の交流を支えるアイテムになっている。
人によって異なるエピソードがあり、何かしらの記憶と思いがよみがえるアイテムでもある。
商品にそういう力があるということを実感しました。
「美味しい」というだけではない価値がある。
それを可能にしているのも、この和菓子屋さんが何十年も続いているからです。
1919年(大正8年)創業だそうです。
永く続けられるのも、愛されているからこそ。
このもなかは、私にとって大切なエピソードを持つアイテムになっています。
