『CAN’T HURT ME 削られない心、前進する精神』(デイビッド・ゴギンズ著/サンマーク出版)

気持ちを奮い立たせたいと思っているときに手にした本です。
「熱血本」です。
著者は米軍でさまざまな過酷な訓練を完了しただけでなく、60以上のウルトラマラソンなどを完走した人です。
幼少期は虐待など厳しい環境下で過ごし、成長する過程では多くの差別や偏見と闘ってきました。
自分の限界を突破することに挑戦しつづけてきた記録が綴られています。
自分に打ち克つための心の持ち方を大事にしており、その考え方が紹介されています。
「努力」「根性」といった今では敬遠されそうな考え方が軸になっています。
著者が自身でやり続けてきたという実践があるからこそ伝えられる、そんな本ではないかと思います。
読者に対して心を熱くさせる言葉を多く投げかけてきます。
「『人生がうまくいかない』と思っているなら、教えてあげよう。君を押しとどめているのは、君自身だ!」(p. 84)
「心身の苦しみには必ず終わりが来ることを忘れないでほしい! 苦しみはいつか必ず終わる。(中略)どん底だと感じた時に、全力を尽くすことができさえすれば、勝利は目前だ。」(p. 156)
「タイパだのコスパだの、手抜きや効率なんかクソ食らえだ」(p. 249)
「自分の心に打ち勝ってリミッターを外すには、『とりつかれかのような努力』『とりつかれたかのようなハードワーク』が絶対に欠かせない。」(p. 320)
本書を読んで一番感じたことは、人は自らはるか手前で限界を決めてしまうものだということです。
限界だと思う先でもまだまだ余力は残っている。
そこまでいくには心に打ち克つ精神力が欠かせないということです。
著者のさまざまな挑戦の話が綴られていますが、ここまでやる!?というくらい自分を追い詰めることの繰り返し。
身体も悲鳴を上げる中、精神力で超えようとする挑戦の繰り返し。
途中から読むのがしんどくなりました。
自分がどういった状況で本書を読むかによっても受け止め方が変わりそうです。
苦境に陥って悶々としているときは、この本を読むことで自分の甘さを感じることができそうです。
