先日、お客様がこんなことをおっしゃいました。
「昨年思い切って値上げしておいて良かった。あのときにコンサルタントの人がバシッと言ってくれたおかげだよ。」
値上げすることに躊躇している中、バシッと言われたことで上げる決心ができたと。
そのコンサルタントは私ではありません。
これを聞くといつも複雑な気持ちになります。
というのも、私も以前から同じように値上げをすることを勧めていたからです。
勧めてはいたものの社長が行動に移すところまでは至っていなかった。
そんなとき、公的機関のコンサルタントが同じような内容で「バシッと」助言してくれた。
それによって社長の行動が変わりました。
この違いって何だろうと考えます。
気づきと内面からの行動変容を促すアプローチを私は取っています。
いつもそれがうまくいくとは限りません。
時間もかかるし、力不足のときもある。
うまくいった場合は、支援されたということはお客様の記憶には残らず、自身で考え決めたと記憶されます(それが私の理想です)。
そのコンサルタントのアプローチは、バシッと指摘するもの。
今回はそれが有効でした。
年齢や関係性でも受け止め方が変わり、言い方やタイミングが合わないと怒りを買うだけになることもあるアプローチでもあります。
ただ、うまく行った場合は記憶に残りやすい。
実は、そのコンサルタントの助言内容を社長から聞いてはいたのですが、「それは非現実的な助言だな」と思っていました。
そんな簡単なことではないし、ハードルを上げすぎているなと。
でも、今回はそのくらいハードルを上げた強い指摘だからこそ社長を動かしたとも言えます。
支援にはいろいろなアプローチがあります。
どれが正しいということではなく、臨機応変に、適したアプローチでお客様と接することができると良いのでしょうね。
他の支援者と同じ事柄で同じお客様に支援する機会はそうあるものではないため、今回の件は貴重な学びとなりました。
