トランプさんが大統領になってから日々話題に事欠かないですね。
欧米のメディアでは「uncertainty(不確実性)」という言葉が毎日のように飛び交っています。
トランプさんが就任する前から「uncertainty(不確実性)」の時代とは言われていましたが、よりその傾向が高まっているということでしょう。
ちょっとクスっと笑ってしまったニュースがあります。
10日、トランプ大統領は政府機関施設で使用する紙ストローを廃止しプラスチック製ストローを復活する大統領令に署名しました。
そして、「紙ストロー廃止の国家戦略」を策定するよう指示しました。
紙ストローを使用した際に破れることがあり不満があったということです。
前政権の方針を覆すという意図もあるのでしょう。
紙ストロー廃止を促すことを一国のリーダーがやることなのか(笑)
でも、紙ストローへの不満は共感できます。
紙ストローだと飲みづらいし、紙の感触が気になることもありますし、飲み物のおいしさが下がる気がします。
『Not the End of the World』(Hannah Ritchie著)という本を読んでいます。
著者はデータサイエンティストでオックスフォード大学の上級研究員であり、環境問題に関してデータをしっかり見た上で見解を述べています。
本の中で、紙ストローに関してこんな記載があります。
「プラスチック製ストローを紙ストローにすることは、全体のプラスチック汚染の規模からすれば大した問題ではない」(意訳)。
プラスチックが海に流れ込むことが問題になっていますが、プラスチックストローはおそらく海洋プラスチックゴミの0.02%程度だろうと推定しています。
つまり、紙ストローで環境保全を考えているというアピールはできても、問題の大きさからすると小さなことに過ぎず、力点を変えた方が良いということです。
環境のことを考えて行動することは大切なことだと思います。
ただ、本当にその行動が問題解決に寄与するのかどうかを見直す機会は必要なんだと感じます。
トランプさんはこんなことを言ったようです。
「『プラスチックが海で泳ぎながら食べているサメに大きな影響を与えることはないと思う』とも語った」(日経新聞2025/2/12)
紙ストローに関して、本当に必要なのか、どれだけ環境にプラスになっているのか、消費者にとって良いものなのかなど再検証する良い機会になるのではないでしょうか。
