中国のスタートアップDeepSeekが出した生成AIが話題になっています。
開発費は米国企業の1/10で高性能な生成AIを出したと。
巨額の開発費を投じて行われているAI開発のやり方が見直されるかもしれません。
米国の規制で中国は最新半導体を入手できない状態にある中、DeepSeekがどのように開発できたのかも気になります。
制約があるからこそ知恵が出て技術革新につながったという見方もあるようです。
このニュースが興味深いのは、AIの開発だけにとどまらず、電力需要予測、クリーンエネルギーなどへも影響するところです。
AIの効率性が上がるなら、想定していたより電力需要は下がるかもしれません。
データセンターの電力需要確保のために大きな額の投資がされていますが、この電力需要が少なくなればクリーンエネルギーだけで確保できるようになるかもしれない。
そういう観点でこのニュースを眺めるのも面白いです。
FINANCIAL TIMESの記事の中で、「ジェヴンズの逆説」が出てきました。
効率的な技術革新がエネルギーの消費を減らすのではなく逆に増加させるというもの。
石炭を使用する蒸気機関が向上したとき石炭の消費量が低下すると予測されましたが、実際は効率が上がったため蒸気機関の使用が増加し、結果的には石炭の消費量が増えました。
AIも効率が上がると電力需要が下がると予想される一方で、効率が上がることでAI利用も格段と増え電力需要も増えていくと考えている人もいるようです。
技術革新というのは本当に面白いですね。
1つの変化がその分野以外のところにも大きな影響を与える。
このダイナミクスに惹かれます。
AI開発に関しては、まさに今が「転換期」となっているかもしれない。
社会が新しい方向へとシフトしていく過程をリアルタイムで目撃している、立ち会えているということが、エキサイティングであり嬉しいことだと感じます。
