『なぜ、それでも会社は変われないのか』(柴田昌治著/日本経済新聞出版)

参加している勉強会の課題図書として本書を読みました。
昭和、平成、令和と移り変わる中、企業も時代とともに変革していかないといけません。
それを阻んでいるものに日本的な「調整文化」があると著者は述べています。
「空気を読む」という言い方がありますが、周りの人たちの雰囲気に自分を合わせる傾向があります。
その傾向が組織で強くなると、ことなかれ主義になったり、受け身の姿勢になったりといった弊害も出てくる。
周りとの協調を重んじ、共感する力は強い、とったプラスの側面がいい形で発揮できないでいる。
以前まではそれでも経済が成長しており会社も一緒に成長できたかもしれません。
でも、VUCA(変動性、不確実性、複雑性、曖昧性)と言われる今の時代では、それが成長を阻害してしまいます。
この「調整文化」の良さを残しながら、「挑戦文化」に変革していく。
「挑戦文化」には5つの価値軸があります(p.216)。
- めざすものを持つ
- 当事者になる
- 事実・実態に即す
- 意味・価値観を大切にする
- 意思決定のルールを共有する
「調整文化」が色濃く残る企業を「挑戦文化」へとどう変革させていけば良いかのヒントが書かれています。
前半は「ケース・ストーリー」(事例)も盛り込まれながらどう変革させていけばいいかが書かれているので、楽しく読み進めていけました。
後半は少し概念的な話になるため、読み続けるのがしんどくなりました。
勉強会の課題図書にもなっているので、何度か読み返しながら理解を深めていきたいと思います。
