この1年半、経済ニュースを日々追うようにしてきました。
それまではさーっと流し読み程度だったため、あまりよくわかっていませんでした。
経済の勉強もしながら世界経済の動向を追ってきました。
この1年半で感じたことがあります。
それは、「経済の専門家でも予想をよく外す」です(笑)
「市場は〇〇と予想」や、経済専門家が「〇〇になると予想」という内容が多く出ます。
1年くらいのスパンで振り返ると結構外れています。
2023年はアメリカ経済が後退気味になり利下げも起こるという論調が多くありましたが、実際は今年に入ってもアメリカ経済は堅調で利下げができない状態が続いています。
為替レート予想もあってないようなもののようにも感じてしまいます。
それくらい経済は難しいということなのでしょう。
当初は経済の知識が浅かったため、専門家の論調も丁寧に読みながら理解しようとしていました。
それはそれで勉強にはなったのですが、最近は「なーんだ、みんな外しているじゃない」という思いが強くなってきました。
経済は難しく、さまざまな統計データがあるため、そういうものを把握していないと自分なりの経済に対する意見を持ちづらいと思っていました。
でも、専門家と言われる人がここまで予想を外すのであれば、多少知識が浅くても、自分なりに経済に対する仮説を持っておくのも悪いことではないと思うようになりました。
以前読んだ『物価とは何か』(講談社選書メチエ)で、著者の渡辺努さんがこう書いていました。
「物価は私たちの身近にあるものです。(中略)多くの人は物価についてそれぞれ直感をもっていて、それは人によって千差万別です。(中略)直感は尊重されるべきだと思っています。経済という舞台での演者は消費者や労働者や企業人(つまりみなさん自身!)であり、私のような経済学者は群衆にすぎません。群衆の評論よりも演者の直感の方が的を射ていることが多いのは当然です。」(p.324)
専門家の意見を参考にするのも有益です。
でも、やっぱり日々生活で感じることや、自分なりの仮説を持っておくことはそれ以上に大事なんだと思います。
