『戦略の地政学』(秋元千明著/ウェッジ)

ここ数年、地政学に関する本を書店でもよく目にします。3〜4年ほど前、地政学に興味を持ちこの本を購入しました。購入してから全く読まず積読状態でしたが、最近、また地政学を知りたいと思い読みました。
この本はわかりやすく書かれているため、地政学に初めて触れる私でも理解しやすかったです。とても勉強になりました。
・地図から見える世界
・ランドパワーとシーパワーという概念
・米国、英国、中国、ロシア、そして日本・沖縄の地政学的見方
一番勉強になったことは、地図を逆さまにして眺めると違う世界が広がっているということです。
例えば、中国。
逆さまにした地図を中国の視点で見ると、いかに日本が外へ出ていく妨げになっているかが見えてきます。

「中国の沖合には日本列島が壁のように鎮座し、中国の海への進出を阻んでいる。しかも、そこには強大な軍事力を持つ米軍や日本の自衛隊が駐留し、中国に対してにらみをきかせているのである。」
今まで地図を逆さまから眺めるという経験がなかったため、こういう視点はとても面白いと思いました。
日々のニュースを見ていても、国がどうしてその行動を取るのか、ということに疑問を感じることが多いです。「地政学」という観点からも見ていけるようになると理解が深まるのだろうなと思います。
新たな「問い」が自分の中で出てきました。
国のリーダー個人としてどうしてそういう判断になるのか
ニュースや分析記事を読んでいると、「国」という大きな視点で語られることが多い。でも、リーダー個人に焦点を当てて物事を理解したい。
その人はどういう人生観を持っているのか。決断の背景にはどういう個人の価値観があるのか。それらは「国」からどういう影響を受けているのか。
人に興味があります。
