事業者さんの補助金申請を支援しています。
補助金の支援をしていて最近疑問に思っていることがあります。
① 取り組みの対象は補助金採択後に限っている
多くの補助金では採択決定がなされた後の取り組みが補助金対象になります。申請準備で1ヶ月、申請から採択結果が出るまで2−3ヶ月程度かかります。トータルで半年近くかかります。
外部環境の変化が激しい今の世の中、半年も経てば取り組み内容も変わってしまいます。
補助金は事業者の発展を支援するもの。でも、このスピード感ではマイナス面も出てくると思います。
② 補助金ビジネスが盛んになっている
補助金の申請は手間がかかりますし、採択されるような計画書を作成する必要もあります。
事業者の立場では、専門家に依頼した方がいいこともあります。
そうなると、そこにビジネスが生まれます。
補助金ビジネスは盛んです。私も参加しています。
ただ、やはり事業者が簡潔に申請でき専門家を必要としない仕組みも必要ではないかと感じています。
③ 本当に補助金が日本のためなのか
補助金は事業者の発展、産業の発展のために使われるべきもの。
補助金が事業者の「延命」につながっていることを指摘する専門家もいます。
デューク大学助教授の渋谷陽子さんは、中小企業の新陳代謝という観点でこう指摘しています(日経新聞2023年5月5日)。
「政府の金銭的補助の存在が退出すべき企業を延命させている可能性(がある)」
産業の新陳代謝を促進し伸びる分野を国が支援していくことが求められている中、補助金が意図しない役割を演じているとするのであれば、そこは見直さないといけないところだと思います。
私の補助金に対する支援の仕方も考えていかないといけないと思っています。
