はたして発言することは大事なことなのだろうか。
会社運営において、スタッフからの発言が活発である方が、健全であり、新しい取り組みや課題解決にはプラスである。
「心理的安全性」という言葉もあり、そういった環境をどうつくっていくか。
そう信じて疑いませんでした。
中小企業診断士の勉強会で「心理的安全性」に関する討議のファシリテーションをしていて、大きな問いたちが頭の中を走り回りました。
「中小企業は『意見を言えない』ではなく『意見を言いたくない』というスタッフが多いと思う」
印象に残った参加者の言葉です。
発言したくてもできない場合は環境を整えていかないといけない。
でも、自由に言葉に出せる職場であっても、会社に対して、仕事に対して無関心の人も一定数いるし、自分の考えていることを表に出すことすら「めんどくさい」と思う人もいる。
「大学の授業を見てもわかりますが、欧米は生徒が積極的に発言するけど、日本は黙って聞いていますよね。意見を表明することに慣れていないですよね」
日本の文化を飛び越えて、発言を促すことに力を入れ続けていいのであろうか。
黙っていることで成立するものもあるのではないだろうか。
「ワンマン社長の強いリーダーシップのもとでスタッフが黙ってついていく会社も多い」
調和があるのであれば、無理に池に石を投げるようなことをしていいのだろうか。
そもそも、発言することって大事なことなのでしょうか?
この問いを置いて締めさせていただきました。
