0297 『戦争と平和 3』

『戦争と平和 3』(トルストイ著/光文社古典新訳文庫)

全6巻あるうちの、第3巻を読み終えました。

妻の死後、気分が晴れない状態で生活していたアンドレイは、ナターシャと出会います。

ナターシャに惹かれたアンドレイは求婚し、二人は婚約します。

結婚まで1年間空けることを条件に父から承諾を得たアンドレイは、1年間保養の旅に出ます。

ナターシャはピエールの義兄であるアナトール(妻帯者)に誘惑され心を動かされてしまいます。

それを知ったアンドレイはナターシャを拒絶。

悲しみに暮れているナターシャに対峙したピエールは、彼女を支えようとします。

そのとき天を仰ぐと彗星が。

「世の噂では、あらゆる災厄と世界の終わりの前触れだという、あの彗星だった」(p.494)

ナターシャはずっとアンドレイと会っていなかったためか、他の男に心を奪われてしまった。

読みながら「あー、残念!もう少し待てたなら」と思いました。

そして、最後にピエールが見た彗星が今後のストーリーにどういった暗示を秘めているのか。

続きが楽しみになります。

以前にも『戦争と平和』を読んでいるはずですが、ストーリーが思い出せない(笑)。

第4巻は年明けからゆっくり読み進めていこうと思っています。

35歳のときに40年以上続く会社を後継者として 事業承継を行い、6年間代表として経営に携わりました。代表を退任後は、中小企業の事業承継を支援しています。中小企業診断士/ビジネスコーチ
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