『戦争と平和 3』(トルストイ著/光文社古典新訳文庫)
全6巻あるうちの、第3巻を読み終えました。
妻の死後、気分が晴れない状態で生活していたアンドレイは、ナターシャと出会います。
ナターシャに惹かれたアンドレイは求婚し、二人は婚約します。
結婚まで1年間空けることを条件に父から承諾を得たアンドレイは、1年間保養の旅に出ます。
ナターシャはピエールの義兄であるアナトール(妻帯者)に誘惑され心を動かされてしまいます。
それを知ったアンドレイはナターシャを拒絶。
悲しみに暮れているナターシャに対峙したピエールは、彼女を支えようとします。
そのとき天を仰ぐと彗星が。
「世の噂では、あらゆる災厄と世界の終わりの前触れだという、あの彗星だった」(p.494)
ナターシャはずっとアンドレイと会っていなかったためか、他の男に心を奪われてしまった。
読みながら「あー、残念!もう少し待てたなら」と思いました。
そして、最後にピエールが見た彗星が今後のストーリーにどういった暗示を秘めているのか。
続きが楽しみになります。
以前にも『戦争と平和』を読んでいるはずですが、ストーリーが思い出せない(笑)。
第4巻は年明けからゆっくり読み進めていこうと思っています。