ある勉強会でのこと。
講師の話を聞いていて、疑問に思ったことをそのまま質問し意見しました。
その質問には答えにくいだろうなと思いました。
この勉強会では課題図書を読み、1冊を3名程度で分担してそれぞれレクチャーする形式となっています。
当然、講師の方はこの内容のプロではないのため、鋭い質問には答えづらいことは予想されます。
講師の方は質問に答えづらそうにしていました。
(困らせるつもりはなかったんだけどなあ、、)
少し申し訳ない気持ちになりました。
ただ、その後、面白い展開になっていきます。
質問した部分が論点となり、参加者全員でディスカッションをする場になっていきました。
みんなで疑問点を解消するために、課題図書を読み返したり、意見を出し合ったり。
最終的に疑問点が解消できました。
それを見ていて、やはり質問や意見は積極的にするべきだなと思いました。
多少講師が困ったとしても、参加者全員で疑問点を解消する場になれば、それは全員にとって大きな学びにつながりますね。
勉強会の帰りの電車で読んだ本の中で、意見を出すことの大切さが書かれていました。
会議や勉強会といった場において、自然に意見が湧いてくるのではなく、「意見をつくる」ことが大切だと。
「議論の対象となっている現象や問題について他者が行った問題的や意見表明に対して、他者の考えと自分の考えの違いを明確にしたうえで、自分自身の意見をつくって発言することで、議論を創造的に発展させられるかどうか」(『替えがきかない人材になるための専門性の身につけ方』国分峰樹著)
勉強会の内容はもちろんですが、質問や意見を出したことでの場の流れ方、それに対する振り返りなど、大変有意義な時間となりました。