今年も毎日多くの気づきや学びがありました。
その中でも、読書から得たものは大きなものでした。
今年は60冊くらい読みました。
経済、ビジネス、政治、心理、文化、投資、小説など。
いつもは自己修養に関する本を多く読むのですが、今年は座右の書としている本を繰り返し読むだけでした。
今年読んだ本の中で多くの学びとなった本を5冊記しておきたいと思います。
1. 『イスラエル 人類史上最もやっかいな問題』(ダニエル・ソカッチ著/NHK出版)
イスラエル・パレスチナ問題がいまいち理解できなかったため手にした本。
過去の歴史がわかりやすく説明されており、双方の思いも理解できました。
今年5月に読みました。
その後10月からイスラエルとハマスの間で紛争が起きています。
私にとっては、今年を象徴するような本となりました。
2. 『現代気候変動入門』(アンドリュー・E・デスラー著/名古屋大学出版会)
気候変動の基礎知識が学べます。
数日前に読んだばかりの本ですが、これを読んだことで私の中で今後の気候変動に対する見方が変わっていくのだろうと思っています。
3. 『教養としての投資』(奥野一成著/ダイヤモンド社)
来年から新NISAも始まりますし、今年は投資に関する本を数冊読みました。
この本では、「投資」と「投機」の違いや、「長期視点」での投資の大切さが学べます。
私の中で投資に対する考え方が変わりました。
そして、この本を読んだことで、今後どういったことに取り組んでいきたいかの糸口を掴めた気がしました。
私の考え方を大きく変えた一冊です。
4. 『良い戦略、悪い戦略』(リチャード・P・ルメルト/日経BPマーケティング)
「戦略」とは何か、どうすれば「良い戦略」が立てられるかが解説されています。
本書からの一番の学びは、「自分で作り上げた案を一度壊してみる」ことの大切さです。
そのためには、他の案との比較検討も必要ですし、他者に対してオープンになり違った意見を受け入れる必要があります。
そこに取り組んでいきたいと思わせてくれた本でした。
5. 『ショック・ドクトリン 上・下』(ナオミ・クライン著/岩波書店)
NHK『100分de名著』の6月に取り上げられていた本です。
アメリカの自由市場主義がどう世界に負の影響を与えたかが書かれています。
物事には表と裏があり、今まで「正しい」と信じていたことも裏の面をしっかり見て再度判断することが大事であることを強く認識させられました。
タイトルにもありますが、私も本書を読みながら「ショック」を受けました。
2024年はどのような本と出会えるのか。
ワクワクしています。