近畿出張の帰りに滋賀県東近江市にある「近江商人博物館」へ寄りました。
近江商人に関しての資料が展示されています。
てんびん棒一本から豪商へと立身出世した近江商人。
近江商人は他の地域へ行商する商人でした。
他の地域へ行くことで多くの情報も入り、それが商売にも活きました。
近江商人が大事にした「家訓」も特別展として展示されていました。
「三方よし」は有名ですが、商家それぞれにも大事にする教えがありました。
多くは『論語』や『大学』などの四書五教から大切にする考えを取り入れたようです。
印象に残った点は、近江商人はお客様のためを考え利益は薄くして売っていたことです。
利幅に関して考えさせられます。
利益をしっかり確保しないと事業が立ち行かない。
お客様のことを考えるとできる限り値段は下げてあげたい。
そのバランスは難しいですよね。
近江商人は利幅が薄かったですが、信用を得て豪商になっていったようです。
何を大事に商売を行うか。
その軸をどう定めるかが大切なことだと感じました。