0211 「商売」に触れた1500kmの旅

今回の近畿出張は24日から27日までの4日間で、とにかく車を運転した旅でもありました。

走行距離は1500km。

愛車もよく頑張りました。

この近畿出張では、商売人4名とご一緒することができました。

歴史のある会社の家に生まれ引き継いだ方、伝統のある会社を外部から入って引き継いだ方、様々なビジネスに従事して現在の会社を引き継いだ方、独立して自分のお店を構えて商売している方。

責任者として会社、社員、お客様を背負っている方たちの見る視点は違います。

この4名の方たちからは意志と情熱の強さを感じました。

昔から脈々と続く大事なものがあります。

それを大事に引き継ぐことも素晴らしいことではありますが、この4名は今の時代に合わせて変えていくことにもトライしています。

多くの人は変化を恐れ、現状に甘んじます。

それが楽でもあるからです。

ただ、それでは成長がないということを理解し、実際に行動に移している。

多くの刺激をいただきました。

出張中に訪れた、高田屋嘉兵衛資料館、近江商人の博物館、大阪の路地裏に点在する小さなお店たち。

ここでも商売とは何かの一端に触れることができました。

帰りの日の19時半。

立ち寄ったサービスエリアの食堂ではトラックの運転手さん達が食事をしていました。

年配の食堂の店員さんが、食堂に入ってきたトラックの運転手さんにこう話しかけました。

「あら、今日はいつもより早いわね。」

この食堂はこの運転手さんにとっては憩いの場なんでしょうね。

サービスエリアはどこにでもあり、どこでも食事はできます。

それでも、この場所が好きなのでしょう。

暖かく迎えてくれる店員さんがいる。

このやり取りが商売の本質なんだと思いました。

(食堂で頂いたアジフライ定食)

帰宅した翌日は疲れて一日中動けませんでした。

それでも、心地よい疲れと充実感で幸せな気分で満ち足りていました。

35歳のときに40年以上続く会社を後継者として 事業承継を行い、6年間代表として経営に携わりました。代表を退任後は、中小企業の事業承継を支援しています。中小企業診断士/ビジネスコーチ
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