「あなたの専門って何ですか?」
ある公的機関の方に問われました。
一瞬答えに躊躇します。
自分の専門って何だろう?
「ゼネラリスト」と「スペシャリスト」という見方があります。
ゼネラリストは幅広い知識を有し多角的な視点を持つ人材のことを指します。
スペシャリストは特定の分野を専門的に習得している人材です。
今の自分はゼネラリストに近い位置にいます。
中小企業をご支援する上では、ゼネラリストであることのメリットは大きいです。
俯瞰して物を見たり、状況を受け入れたり、関わる人たちとの関係性を見ながら場をまとめたり。
ただ、深く入り込むにしたがい専門性が要求されることがあります。
その深さを求めている人からすると、ゼネラリストよりはスペシャリストを求める傾向にあるように思います。
どちらが良いか悪いかではなく、どちらを追い求めていきたいか。
ゼネラリストを極めると、それ自体が専門性にもなるような気もします。
逆に、スペシャリストを極めていくことでゼネラリストの要素が強くなってくることもあると思います。
となると、最終的に行き着く先は同じかもしれません。
どちらも山の頂上には行けるとし、あとはどういう経路を取りたいかでしょうか。
経路によって出くわす人や出来事が全く変わってくるということはありそうです。
冒頭の質問。
「あなたの専門って何ですか?」
それに対して気持ちの良い返答ができなかったとき、自分の専門性とは何かを考えるきっかけになりました。
しばらくは「専門性」が私のテーマになりそうです。