昨日は、東京都中小企業診断士協会主催の「事業承継シンポジウム」(セミナー)に参加しました。
昨年も同じ時期にこのテーマのシンポジウムが開催されました。
中小企業の事業承継・M&Aなどをどう支援していくか、今回も多くの学びがありました。
後継者不在で経営者が高齢で、負債が多く、赤字で、資金繰りが厳しい中小企業が増えています。
選択肢の一つとして、「経営資源の承継+破産」というものがあると紹介されていました。
様々な選択肢を踏まえた上で、目の前の事業者さんの承継を支援をしていきたいと考えています。
講師の方から「社会保険倒産」の話がありました。
コロナ禍で社会保険料の支払い猶予が認められていたため滞納額が増えており、またコロナ明けでも業績が回復せず、社会保険料が支払えず滞納し続けている事業者が増えているようです。
社会保険料の滞納による差し押さえもあり、資金が回らず倒産になってしまう。
金融機関からの借入返済が厳しい事業者が増えている中で、このような社会保険料が負担となって倒産する事業者が増加しているということも、中小企業支援者としては押さえておかないといけないと思いました。