面白い記事を読みました。
『The Economist』3月25日号の特集記事「ビデオゲーム」の中にこんな内容がありました。
「視聴者はプロが作るコンテンツより素人が作るコンテンツの方を見ている。(中略)18歳以下のアメリカ人は、NetflixやDisney+よりTikTokやYouTubeに2倍の時間を費やしている。」
動画コンテンツにせよ、ビデオゲームにせよ、特に若い世代は誰かに与えられたものではなく、自分たちで作り出す(参加する)ものに惹かれると。
「プロダクトアウト」という考え方があります。自社の強みを活かして商品・サービスを開発し提供することです。それに対し、「マーケットイン」という考え方があります。お客様のニーズをもとに商品・サービスを開発し提供することです。
作れば売れるという時代ではないため、いかにお客様のニーズに沿うものを提供できるかを考えてくことが求められています。そして、近年では「体験」の大事さも言われるようになっています。
先ほどの記事を読んでいて、その先の「自分たちで作る」という視点があるように受け止めました。
自分で作り出すものに惹かれる人が増えているのならば、事業者としてそういった商品・サービスを考えていくことは有益です。
押し付けるのではなく、お客様が自身で作る、参加する。
新商品開発を考える上で何かのヒントになると強く感じました。