0046 多様性と創造性

最近、「多様性」について考える機会が何度かありました。

中小企業診断士の研究会の中で、「ウェルビーイング」に関しての本を読み込んでいます。その中で、多様性と組織に関してこんな考え方が出てきました。

多様性のある職場は創造性が高くなる

様々なバックグラウンドや価値観を持つ人たちが集まって仕事をする方が、創造性も高くなるようです。

日本では多様性ということを日々の生活で感じにくいところはあるかもしれません。それでも、自分とは違う価値観を持つ人はたくさんいるわけで、お互いに理解し合うということは大切なことです。

学生時代はアメリカで過ごしました。アメリカは様々な人種が集まる国であり、いろいろな価値観を持っています。だからこそ相手を理解しながら、自分の意見もしっかり伝えていくということが求められました。

英国経済誌『The Economist』の直近号で、アメリカ経済の強さを分析する特集が組まれています。

様々な要因があるようですが、その中で移民の多さも出てきました。2021年、アメリカの労働人口に占める移民割合は17%となっています(日本は3%)。労働人口が多いことは経済の力にも繋がります。

外国生まれの人がこれだけ多いので、当然職場での価値観も様々ですし、物事の捉え方も豊富です。これがアメリカの強さでもあるのでしょうね。

多様性があるからこそ創造性も高くなる。

アメリカ経済が強いという記事を読みながらそんなことを思いました。

職場だけではなく、日常生活でも自分とは違う価値観をなかなか受け入れられない人も多いです。

誰しも自分の考え方や生き方が「正しい」と思っています。

まずは、相手を尊重し理解するところから始めていくことで、結果的に自分や組織の成長にも繋がっていくのだろうと思います。

35歳のときに40年以上続く会社を後継者として 事業承継を行い、6年間代表として経営に携わりました。代表を退任後は、中小企業の事業承継を支援しています。中小企業診断士/ビジネスコーチ
ホーム
記事
検索
雑記メモ