0045 ドイツの脱原発

今月15日、ドイツで全3基の原子力発電所の稼働が終了しました。

メルケル政権の時代、東京電力福島第1原発事故が発生(2011年)。これを機に脱原発にカジを切りました。

ショルツ政権では、ウクライナ問題等でロシア産ガスの供給が不安定になり数ヶ月間運転を延長しましたが、今回で完全に終わらせました。ドイツ国内では国民の6割が運転延長を支持していたといいます。

15日付の新聞では記事は小さかったのですが、なんとなく興味を感じました。ドイツのリーダーはどういう思いでこの決断をし、実行に移してきたのだろうかと想像しました。大変だったことと思います。

国内のエネルギーへの不安も大きい中での実行。電気代も高騰しているようです。それでも、運転し続けることへのリスクを重く受け止めたのでしょう。

ここにリーダーの胆力を感じます。

正しいと信じて決めたことに対し、リスクや批判も受け止めながら実行に移す。

政治の世界なので、見えていない部分でいろいろなことも絡んでいるとは思います。

だからこそ余計に、実行したことに対する責任を背負っていくリーダーの姿には興味を覚えます。

どういう信念、意思、感情がリーダーの中に渦巻いているのでしょうか。

35歳のときに40年以上続く会社を後継者として 事業承継を行い、6年間代表として経営に携わりました。代表を退任後は、中小企業の事業承継を支援しています。中小企業診断士/ビジネスコーチ
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