『戦争と平和 1』(トルストイ著/光文社古典新訳文庫)
トルストイの『戦争と平和』が無性に読みたくなり読み始めました。
全6巻あり、第1巻を読み終えました。
『戦争と平和』を一度は読んでみたいなと思っていました。
先日、昔読んだ本が入った段ボールをあさっていたら、なんと、別の翻訳版の『戦争と平和』の文庫本が出てきました。
読んだ記憶がなかったのですが、その本の中に登場人物の関係性をメモした紙が挟まれていました。私の筆跡でした。
たぶん、20代前半に読んだのだと思います。でも、全く記憶に残っていません(笑)
そんなこんなで、今回は別の翻訳版(望月哲男さん訳)を改めて読み直しています。
『戦争と平和』は登場人物が多く、登場人物の名前を覚えることも大変です。これが読み進めるハードルになります。
でも、この翻訳版では、登場人物が載っているしおりがついているので、それを見ながら読み進めています。
舞台は19世紀初期のロシア。ナポレオン率いるフランスとの間で行われた戦争を背景としています。
第1巻の前半はロシア各地の家庭やサロンでストーリーが流れていき、後半は戦場が主体になります。
わかりづらい部分もありますが、巻末に「読書ガイド」があるので、それを参考にしながら読み進めています。
この本を読んでいて思ったのは、トルストイの文体にはユーモアがあることです。
ところどころで、ふっと笑ってしまう箇所がいくつもありました。こういう文章があることがトルストイの魅力でもあるんだろうなと思います。
全6巻のうちの第1巻を読み終えたばかりですが、これからの展開も楽しみです。
第1巻を読み終わっても、以前に読んだ記憶が出てきません、、、
昔読んだあの時間はなんだったんだろうか・・・(笑)
このタイミングで、この古典文学に触れることで、今の自分は何を感じるのか。楽しみです。