以前から気になっていた日本酒があります。
千葉県香取郡神崎町にある創業340年以上の老舗の酒蔵「寺田本家」さんの日本酒です。
今年に入ってから読んだ本(『幸福学x経営学』(内外出版社))の中で寺田本家さんが紹介されていました。
・利を追わない経営 ・唄を歌いながら作っている ・「主役は微生物。微生物が喜んでくれることだけを考えている」 ・生命が喜ぶような、本物の酒造り ・100%無農薬米を使用
作り手側に核となる哲学があるような気がして、一度飲んでみたいと思っていました。
先日、千葉県へドライブ旅行した際、取り扱いのある酒屋さんで「五人娘」を購入しました。
冷やして飲んだのですが、甘みがあり飲みやすく美味しかったです。
あまり日本酒は詳しくはないのですが、エネルギーを感じる日本酒だと思いました。身体が熱くなるというか。なんとなく身体にエネルギーが満ちてくるような気がするというか。
この日本酒を飲んだ夜は、エネルギーが高まるからか、目が冴えてしまって寝付けなくなりました。
ホームページにはこのように書かれています。
「発酵には、周りを良くしていこう、いのちを生かしていこうとするエネルギーが高まっていくように感じます。有機物は発酵と腐敗を繰り返しながら、その見えないエネルギーを循環させ、またそのエネルギーを受けとった誰かからまた発酵が始まり、発酵の循環は空間を超えて広がっていきます。」
発酵の循環を大事にする日本酒造りがあるから、そこに込められているエネルギーを感じたのかもしれません。
身体に自然なものを好むようになってきました。
食、住環境、香り、生活リズム。
こういう日本酒が好きです。
「五人娘」に同封されていたパンフレットにこう書いてあります。
「私たちも一人で生きているのではなく、その進化の過程でずっと微生物とともにあり、これからも微生物とともに生きて行く。その深いつながりがいのちに喜びをもたらすのかもしれません。日々目に見えない微生物を感じ、共に発酵し、その喜びをお酒に込める。それが寺田本家の取り組む自然酒造りです。」