0953 懐深く、余裕を持って

モヤモヤしながら仕事をすることがたまにあります。

たとえば、仕事を引き受けるにあたり、自分の考えとは違った前提や条件があるときなど。

「取引」をしているような感じで、イヤになることもあります。

最近、似たようなことがあったとき、こう思うようにしました。

「相手がそれで喜ぶなら、まずはそれで受ければいいじゃないか」と。

そして、なぜ相手がそういった前提や条件を提示してきたのかを考えました。

そこで気づいたことは、そもそも立場が異なるので捉え方が違うのではないかということでした。

たとえば、私は相手を「パートナー」と捉えていても、相手は自分を「取引先」と捉えているかもしれない。

捉え方が異なれば、提示するものが変わっても不思議ではありません。

自分の価値観と異なることでモヤモヤするくらいなら、相手の視点を取り込んで先に与えてあげた方がいい。

相手には相手の立場がある。

組織にいる人なら尚更です。

気持ちよく応対した方が、違った方向へ導かれる可能性もある。

ときには自己主張して跳ね除けていかないといけないこともあります。

でも、大抵のことには、もっと懐を深くして、相手を取り込むくらいの余裕が欲しいです。

「仕方なく条件を飲んだ」ではなく、「これを機会にする」くらいの気持ちで。

懐深く。

余裕を持って。

相手を喜ばせる。

そんな中年になりたいです。

経営経験やコーチングの実践を通じて、深い対話により経営の選択肢を広げ、納得感のある意思決定をご支援しています。また、組織やチームの関係性を育む支援に取り組んでいます。3Cサポーター/中小企業診断士
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