『はじめてでも書ける!ブックライティング実践講座』(西田かおり、遠藤美華著/つた書房)

本はどのように書かれているのか知りたくて本書を手に取りました。
著者の西田さんと遠藤さんは現役のブックライターです。
著者の代わりに文章を書くライターです。
本書では、本を書きたいと思った初心者がどういうことを知っておく必要があるかがわかりやすく書かれています。
本を書く際の心得。
スケジュールの立て方。
素材集め。
目次・プロットづくり。
原稿執筆、推敲、校正。
本は構造が大切なんだということが伝わってきます。
読者がわかりやすく話を追っていくためにも、本の構造はとても大切です。
執筆作業に取り掛かる前に、まずは枠組みをしっかり固めておく必要がある。
私は本を書いたことがないので、こういう考え方は新鮮でした。
本を書くときには、読者のことを常に頭に入れておく必要があるといいます。
読者の悩みは何か、どんな疑問が生じるのか、読了後にどういう行動を起こしてもらいたいのか。
執筆作業をしていると書き手中心の視点になりがちになるとは思うのですが、そこでどれだけ読者目線を保てるか、そこが大きなポイントになると感じました。
初心者向けに本の書き方を解説している本だけあって、とてもわかりやすく、構造もしっかりしています。
読了後は、本を書きたいという気持ちが強くなりました。